IQON「AG 30」近日リリース!

お待たせしました、遂にIQONの新しいUFSマウントブーツ「AG 30」の登場です!
が、しかし、ブーツの写真を見ると、ベテランスケーターの中には懐かしさを覚える人もいるかと……。

2000年代前半、日本国内のスラローマーの間で人気を二分したブーツ、Tecnica(Rollerblade)の「Twister」とSalomonの「FSKシリーズ」。
Twisterは2度のモデルチェンジを経て、今でも「Twister Edge」として販売されています。
しかし、CrossmaxやThundermaxなどのFSKシリーズは、Salomonのインラインスケート撤退に伴い、残念ながら姿を消すことになってしまいました。
その後、何度かUSDのカタログに掲載されるものの、遂に製品化されることはありませんでした。
そしてFSKシリーズが消滅した2007年から16年後の今年、IQONから「AG 30」として復活することになりました!

まだ現物を見ていないのでわかりませんが、ブーツ製作に必要な金型のほとんどをSalomonから譲ってもらったとのことなので、基本的にはFSKシリーズと同じ仕様だと思って間違いないはずです。
Salomonと同じ硬さの樹脂が使用されていれば、足首周りはそこそこのサポート力があるブーツです。
ただ、インナーブーツがMYFIT製となったり、カフが六角ボルトで固定されるなどの違いはありますが、改悪はされていないはずだと考えています。

トップスケーターがデッドストックをいまだに使用しているSTシリーズではなく、FSKシリーズをなぜこのタイミングで復刻するのか、その意図は良く分かりません。
しかしながら現在、アグレッシブ用ではなく、ウィザードスケーティング向きのUFSブーツの種類は、かなり限られています。そのため世界的に見ると、ウィザード用のUFSフレームを装着するための低価格帯ブーツの需要があっても不思議ではありません。
そこで、グループブランドが金型を持っているFSKシリーズのブーツに白羽の矢が立ち、IQONから復刻をさせたのかな、と推測しています。

「AG 30」は、ブーツオンリーとコンプリートモデルの2つが発売されます。
コンプの足回り構成はまだ確定ではありませんが、トップの写真と同じ4x90で、
 ● フレーム:AG Decode Pro 90 Bright
 ● ウィール:Access 90mm White
 ● ベアリング:Decode Gold
となるはずです。
サイズ展開は2サイズ兼用の
 EU38-39、40-41、42-43、44-45
となります。
価格は、
 ● ブーツオンリー:27,500円
 ● コンプリート:55,000円
を予定しています。

まだ発売日は分かりませんが、現在、Shop Skrapで予約受付中です。
購入希望の方はShop SkrapのCONTACTより、ご連絡ください。