本サイトの編集とライターを担当している高田が、2021年に購入して良かったと思うベスト3を発表します!
今年入手して実際に使用したギアは、ブーツ4足、フレーム12組、ウィール8セット、他にもベアリングやスペーサーや工具類など多数。
ハズレもありましたが、アタリもたくさんありました。
ブーツは、スラローム用から路線が変わってオールマイティ仕様になった新HC Evo Pro、旧モデルから履き心地が一新された白黒Tauも、それぞれ気に入って使っています。
フレームの12組は少し多いですが、今春から発売されたEndless BladingやNN SkatesやIQONのウィザード系フレームが8組。ブランドごとの特色や規格の違いによる使用感を確かめたくて、いろいろ入手しました。来年早々には、各ブランドの違いを紹介したいと考えています。
ウィールに関しては、やはりUHRウレタンを使用したUndercover「Raw」やIQON「Access」が滑り心地と使いやすさを両立させていて、ジャンル問わずおすすめできると思い、Shop Skrapでもたくさん販売させてもらいました。
このようにざっと振り返るだけでもいろいろ良いものがあったのですが、ただ良いだけでなく、僕自身のスケートライフを変えてしまったアイテムやいろんな人に勧め続けたものを3つ選んで、以下に紹介したいと思います。
125mm Inline Skate Bearing press / Bont
ベアリングプレス機、別名ガチャンコマシーンといえば、Ninja製のものが有名です。
しかし125mmサイズに対応していなかったり、構造上ベアリングが外しにくいウィールがあったりするのですが、このBont製の「125mm Inline Skate Bearing press」はそういった問題を全てクリアしてくれています。
大径ウィールを使用するようなってから、スムーズにベアリングの付け外しができないことが多々あったのですが、この山吹色のベアリングプレス機を入手してからはストレスがなくなり、快適になりました。
地味なメンテナンス道具ですが、もう手放せない逸品です!
しかしながら、国内ショップで購入することが難しく、その点が玉に瑕なのですが……。
Arise SL、Arise RD / Powerslide
「ロングライフスケーティング練習会」などの戸取さんのレッスンを受けると、クルージングをする時のブーツも、ちょっと本格的なブーツが欲しくなってきたりします。かと言って、カフなしのレース用ブーツはちょっと……、というニーズにピッタリのブーツがPowerslideのAriseシリーズなんです!
レース用のXXXブーツがベースなので滑り心地は本格派なのですが、簡易カフが付くなど、足首回りのサポートがしっかりあるので、いろいろな路面で滑っていても安心感があります。
フィットネスブーツやハードブーツから卒業したい人に、軽量で短めのフレームが付いた「Arise SL」も良いですが、少し長めのフレームの「Arise RD」もクルージング向きの仕様でオススメです!
また、国内外のインラインアルペン(インラインスキー)のトップ選手も、このカフ付きAriseのブーツを選択しています。
Decode Pro 90 / IQON
ここ数年は長距離クルージングがメインだった僕のスケートライフを一変させたのが、「TR Decode Pro 90」フレームです!
とにかく「楽しい!」の一言に尽きるフレームです。
今年はPowerslide以外からいろいろ90mmの4輪フレームがリリースされましたが、このTR Decode Pro 90が最も操作性と安定感のバランスが良かったです。このフレームによる4x90/275mmの1mmロッカリングのセットアップで、飛燕などのトリックスラロームもできると言えば、その扱いやすさが伝わるでしょうか。
さらには4x90だけでなく、5種類の3x110のセットアップも可能で、自分好みのセッティングで3x110を楽しむことが可能です。
僕自身は近年、長距離クルージングでインラインスケートを楽しむことが多かったのですが、このDecode 90フレームと出会ってから、ウィザードスケーティングで遊ぶことが多くなり、めっきりAriseの出番が減ってしまいました。(笑)
このフレームは、Trinityブーツ以来の久々に個人的ゲームチャンジャーとなったアイテムであると同時に、Shop Skrapで今年最も売れたフレームとなりました!