フリースケートやアグレッシブに高品質なウィールを提供し続けている「Undercover」。
今年、最新のUHR(Ultra High Rebound)ウレタンを使用した「Raw」シリーズをリリースしました。
72〜125mmの8サイズ展開で、その全サイズにRed、売れ筋の4サイズにはWhiteを加えたカラー展開がされています。
項目 | 概要 |
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メーカー | Undercover |
商品名 | Raw |
サイズ | 72mm、76mm、80mm、84mm、90mm、100mm、110mm、125mm |
硬度 | 85a(72mm、76mm、80mm、100mm、110mm、125mm)、88a(84mm、90mm) |
形状 | ブレット |
参考価格 | 900〜1,800円/個(税別) |
レビュー
ローリング(スピード)
Ariseシリーズなどのスピードスケートブーツに装着されていることからもわかるように、スピードの乗りは悪くありません。
ただし少し柔らかさを感じ、硬いウィールから付け替えた直後や路面によっては、滑り始めに若干の転がり抵抗を感じる場合があります。
しかし、回転の重さを感じるほどではなく、滑っているうちに気にならなくなると思います。
グリップ
しっかりグリップしてくれます。
路面問わず、ブーツを倒し込んでも地面をしっかり捉えてくれるので、安心してアウトエッジに乗れます。
また、荒いアスファルト上でスラロームをしても、思った軌道上にウィールを進ませることができます。
それなのに、表面のコーティングが剥がれたら、パラレルスライドも問題なくできます。
このRawと同じ価格帯で同程度のグリップ力があるウィールは、Hyper「Pro250」くらいかと思いますが、Rawの方がスライド技やスピン技がやりやすいはずです。
滑り心地
アスファルトの上に乗るとしっとりと柔らかい感触で、路面からの細かな振動を吸収してくれるので、とても快適な滑り心地です。
Rawを超える滑り心地の良いウィールを探すのはなかなか難しいです。おそらく高価格帯のPowerslide「Vortex DD」くらいではないでしょうか。
それほどまでに、Rawの滑り心地の良さは他のウィールより抜きん出ています。
耐久性
ウレタンは削れにくく、コアも頑丈な印象です。
Undercoverはアグレッシブやフリースケート用のウィールのブランドなので、多少のことではパンクすることはないと思います。
コストパフォーマンス
間違いなく価格以上の品質です。
他社の同価格のウィールと比べて、このRaw以上の品質のものはないのではないでしょうか。
スピードを追求している訳ではなく、グリップ力や滑り心地の良いウィールを探しているのであれば、Rawよりコスパが良いものはないと思います。
総評
100mm以上のサイズは、長距離滑走などのクルージング向きです。
特に荒い路面を滑ることが多かったり、様々な路面を滑る街乗りをする人にとって、グリップと滑り心地が良いRawは、強い味方になってくれるはずです。
90mm以下のサイズは、屋外でのスラローム向きです。
荒いアスファルト上でスラロームをしている人には、ぜひとも試して欲しいウィールです。
きっと足に優しいウィールだと感じてもらえると思います。
フリースケートやウィザードスケーティングを楽しんでいる人にもオススメです。
路面を選ばずグリップしてくれるのに、スライド技をするときちんと横滑りしてくれます。
このように、タイムを競うレース以外の全てのシーンで使えるオールラウンダーなウィールです。
個人的には、Raw以外のウィールを使用禁止されてもまったく困らないと思っています。
いやはや、Undercoverは本当にすごいウィールを出してきました。
もしウィール選びに迷ったら、最高にコスパが良いこのRawを購入しておけば、きっと後悔することはないでしょう。
参考サイト
サイト | 説明 |
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Undercover / Raw | Shop Skrap | 販売サイト |
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