Imperial One 80 / Powerslide (2019-2020モデル)
Powerslideの定番ハードブーツ。
フレーム位置が縦横に無段階調整ができる「Xスロット」を採用。
インナーブーツは熱成形対応。
2013年の発売以来、数多くのバリエーションがリリースされて続けているが、Nextの登場により昨今は販売されるモデル数が減ってきている。
※ 2019年に発売されたImperialの4x80モデルには価格の異なる2機種があり、今回使用したのは価格の高い「Imperial One Jade 80」となります。
商品
項目 | 概要 | 備考 |
---|---|---|
商品名 | Imperial One 80 | - |
メーカー | Powerslide | - |
型番 | 908347 | - |
参考価格 | 32,000円(税別) | - |
総重量 | 1,479g | EU41-42片足片足 |
構成
パーツ | ギア |
---|---|
ブーツ | Imperial |
フレーム | Elite Casted MG 3x125/255mm |
ウィール | Undercover 125mm/86A |
ベアリング | Wicked ABEC 9 |
各評価者の詳しい評価内容
ハードブーツ5種のランキングを決めるに当たり、各ブーツの評価項目を1〜5の点数付けし、さらに評価するに当たってのポイントをメモしてもらいました。
その評価内容を評価者別に公開します。タイプの異なるスケーターが、それぞれどこに注目し、良し悪しの判断をしているのか具体的に分かると思います。
評価項目について
履き心地
感覚:足入れ感、フィット感、かかと浮き、重量感など
パーツ:ブーツのパッド(ウレタンの質、配置)、ブーツ(インナー、シェル、総重量)など
操作性
感覚:滑りやすさ、レスポンス、安定感など
パーツ:ブーツ(剛性)、フレーム(剛性、精度)など
スピード
感覚:加速、速度維持など
パーツ:ブーツのソール(剛性)、フレーム(剛性、精度)、ベアリング(精度、潤滑油)、ウィール(硬度、転がり抵抗)など
カスタマイズ
パーツ:フレーム位置調整、カフ調整、シェル調整、ロッカリングの可否、熱成形の可否、各種パーツ交換の容易さなど
コスパ
価格に対してのスペックや品質の評価
★の数
1〜5(★が多い方が優れている)
評価者別の評価詳細
4人それぞれの詳しい評価内容です。
篠田の評価
- 履き心地 ★★★
- 操作性 ★★★★
- スピード ★★★★
- カスタマイズ ★★★★
- コスパ ★★
RB Cruiserと並んでThe Standard Skate! トータルで見て、とてもバランスが取れている。
ブーツとカフの強度のバランスや高さなど安定性と初期操作性に振った設計をしているのがわかる。
コスパではRB Cruiserに一歩譲るが、もっと安定性が欲しい初〜中級者にはオススメできる1足。
ブーツの外観や質感と、価格のマッチングがいまひとつマッチしていないのがもったいない。
安井の評価
- 履き心地 ★★
- 操作性 ★★
- スピード ★★★
- カスタマイズ ★★★
- コスパ ★★★
買ったら、まずはインナーを焼け、インソールを交換しろ!話はそれから。(笑)
それくらい、ノーマルでは魅力半減なブーツだが、インナーを自分の足型に、インソールをしっかりした物に替えたら生まれ変わるブーツ。
フレームとウィールは良いので滑りやすい。
ブーツは相変わらず内くるぶしから土踏まずにかけて狭いので、履く人を選ぶと思う。シェル出しをすれば快適に履けるはず。
シェルが硬いので、きつく締めて履く人は足が痛くなりやすい。しっかりしたインナーで、緩く履くのがベストなブーツ。
中野の評価
- 履き心地 ★★★
- 操作性 ★★★★
- スピード ★★★
- カスタマイズ ★★★
- コスパ ★★★
● 良い点
ブーツが軽い。(軽すぎるかも…)
アルミフレームにより、操作しやすい(力が伝わりやすい)。
脚を速く動かすのに適している。
● 悪い点
足先のホールドが弱い。(熱成形の前でインナーブーツ内に余裕があるため。ジャストサイズを購入すると良い)
足の底が硬いかも。
高田の評価
- 履き心地 ★★★
- 操作性 ★★★
- スピード ★★
- カスタマイズ ★★★★
- コスパ ★★★
普通にいいブーツ。(笑)
オーソドックスなハードブーツで、初心者はもちろん、技術レベルに問わず、幅広いスケーターに使ってもらえると思う。
サポート力もあり、操作性も悪くない。しかし、かかとの高さが低いためか、スピードが乗りにくい。
フレームの取り付け位置を前後左右に無段階に動かすことが可能で、今回履き比べした5モデルの中で、最も大きく調整できるブーツ。