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2018モデルTrinityブーツ評価会:「Swell Black City 125」評価詳細

各評価者の詳しい評価内容

ランキングを決めるに当たり、各ブーツの評価項目を1〜5の点数付けし、さらに評価するに当たってのポイントを紙に書いてもらいました。
その「Swell Black City 125」に関する評価内容を評価者別に公開します。
タイプの異なるスケーターが、それぞれどこに注目し、良し悪しの判断をしているのか具体的に分かると思います。

評価項目について

履き心地
感覚:足入れ感、フィット感、かかと浮き、重量感など
パーツ:ブーツのパッド(ウレタンの質、配置)、ブーツ(インナー、シェル、総重量)など

操作性
感覚:滑りやすさ、レスポンス、安定感など
パーツ:ブーツ(剛性)、フレーム(剛性、精度)など

スピード
感覚:加速、速度維持など
パーツ:ブーツのソール(剛性)、フレーム(剛性、精度)、ベアリング(精度、潤滑油)、ウィール(硬度、転がり抵抗)など

カスタマイズ
パーツ:フレーム位置調整、カフ調整、シェル調整、ロッカリングの可否、熱成形の可否、各種パーツ交換の容易さなど

コスパ
価格に対してのスペックや品質の評価

★の数
1〜5(★が多い方が優れている)

評価者別の評価詳細

3人それぞれの詳しい評価内容です。

篠田の評価

● Good
くるぶし、かかとのホールド性はかなり高い。
BIG 3WD(大径ウィール3輪)系にしては、思ったより素直な乗り味。
● No Good
ブーツのしなりが多方向で、中速から高速時に不安定さが出る。
足の前側に重心が置きにくく、高速クルージング時に安定させるために、すね、ハムストリング、大臀筋で余計な力を使う。
つま先部において、フレームとブーツの剛性がアンバランス(アウトエッジに流れるので、ブーツ側にもう少し剛性があれば良い)。

安井の評価

足入れ感は○だが、フィット感が緩すぎ。
大径ウィールの足回りに対して、ブーツが弱くて安心感がない。
気負うことなく、近所の公園を流すのには向いていると思う。
競技志向で履くブーツではない気がするが、マグネシウム合金フレームとUCの125mmウィールが、この金額で手に入るのは魅力的。
悪いブーツではないが、踏み込むとアウトエッジに体重が掛かってしまい、スピードが乗らないのがもったいない。

高田の評価

履き心地は柔らかくて楽チンで、足が痛くなる感じがない。
その反面、ブーツが柔らかい故に125mmのウィールだとサポート力が足りなく、またアウトエッジに乗りやすいフレーム位置ということもあり、アウトエッジからインエッジへのエッジの乗り換えがかなり難しい(ただし、別売りの「Trinity Stride Control」を使用すると、フレームの真上に乗りやすくなる)。
ダッシュはほぼ無理なので、大径ウィールを付けていても、それを活かした高速滑走が難しい。
とは言え、河川敷や街中をまったり流すには、とても快適なブーツ。

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