9月8日(土)の夜、サイスタローカルと彼らが声を掛けたスラローマーが21人集まって(約1名飛び込み参加も)、密かにスラローム大会「サイスタスラロームバトル」が行われました!
厳密なルール厳守の真剣勝負ではなく、その場のノリも巻き込んで滑り、勝っても負けても笑えるような肩の力を抜いて楽しむオーバー30のための大会。
楽しい思い出が詰まった「うみかぜスラロームバトル」を復活させたいサイスタローカルがいろいろ準備して、この日の開催となりました。
ルール説明
ルールは、かつての「うみかぜスラロームバトル」を踏襲。
トリックスラロームのコースで2人が対戦し、パイロンを1個でも蹴る、あるいは転倒したら自動的に負け。さらに、手を抜いた滑りとみなされても負け。
両者ともパイロンキックがないか、キックが同数の場合、大会参加者が審査員となり、心に響く滑りをしたと思った方に1票入れます。心をつかむ滑りをすれば票がもらえるので、単純にかっこいいルーティンを滑るだけは勝てない可能性があるというがミソ。
予選は5〜6人が1組の総当たり戦で、得票の総数が多かった上位2人が決勝に進出。
決勝はトーナメント方式で、最終勝者が優勝。
一応このようなルールだったけれど、実際は両者ともぐだぐだな滑りをしたから両者滑り直し、とかもあったり。(笑)
開始直前に!!
日が落ち始め、そろそろ大会を始めようかとしたタイミングで、みんな車に避難するほどの大量の大粒の雨が……。
雨が上がっても完全に路面が濡れてしまったので、開催を延期したらいつがいいかを話し合っている中、ひとりでパイロンを並べるコースでひとり雑巾掛けをしている人を発見!(笑)
僕も試しに雑巾で路面を拭いてみると、何と、あっという間に乾くではないですか!!(笑)
という訳で、みんなで雑巾掛けをしたり、うちわで扇いだりして乾かして、1時間遅れで無事開催!
予選と決勝
作ってきたルーティンを滑る人も多かったですが、ベテラン勢は即興ルーティンで笑いと取りにいく人も。
ルールを知らなかったので、僕も一応ルーティンを3本用意していましたが、ここで真面目にやってもつまらないと思い、僕も即興ルーティンで挑むことにしました。
でも結局、パイロンキックを繰り返したのが響いて、見事撃沈……。
それはともかく、僕自身もちょっとコミカルな動きを入れて票を取ったり、古典的なスラローム技「カスタネット」を入れた即興ルーティンで票をさらった人がいたりと、真面目にかっこいいルーティンばかりの光が丘カップとはひと味もふた味も違う滑りが随所で見られました。
それでも、やっぱり下の動画のようなかっこいい滑りを見せてくれると歓声が上がります。
こういった緩急のある展開がとてつもなく楽しく、ツッコミや笑いが絶えない、最初から最後まで盛り上がった大会でした!
優勝したのはベテランスラローマーの……
途中に降雨中断を挟みながらも、予選から決勝トーナメントまで21人が思い思いのルーティンを滑り、最後の決勝戦で勝ったのは、べるさん!
べるさんと言っても今のスラローマーは知らないと思いますが、スピン技「Jターン」を生み出すなど、FSSの黎明期はキレッキレの滑りを見せてくれていた、ベテランのスラローマーです。
そんなべるさんが、時にはよろめきながらも、パイロンを倒さない滑りで優勝!
実は、開催直前の降雨後、最初に濡れたアスファルトを雑巾掛けし始めたのがべるさんで、その変態っぷりを最後まで見せつけてくれました。(笑)
最後に
この大会「サイスタスラロームバトル」は今回だけやって終わりではなく、また来年に第2回を開催する予定とのことです。
参加人数をもう少し増やすことも考えているそうなので、興味がある方は今回参加した人に言っておくと、次回開催の際には情報をもらえると思います。
ただし、遊び心を持ったオーバー30、という条件付きですが。(笑)